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おノンはんの京都漫遊記
2004年度シリーズ

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 第13回は『おノンはん、京都大学一日総長』の巻です。
 京都で数々の功績を残し、京都を国際文化都市へと成長させる一端を担ったとして、おノンはんは何と、文部科学大臣直々に、京都大学の一日総長に任ぜられる事となりました。
 普段から懸命に勉学に励んできたおノンはんは、ここぞとばかりに実力を発揮しようとするのですが、そこにはやはり、何かしらのハプニングが起こってしまうようです。
 犬として、世界で初めて大学の総長を経験する事になったおノンはんの一日を追いかけてみました。

 おノンはん、クスノキ前で記念撮影。
 まずはおノンはん、現総長から一日総長に任ずる事を示す書状を賜り、その後、京大のシンボルマークである時計台が見えるクスノキの前で記念撮影を行いました。
 (かね)てより準備していた特注品の総長帽子をかぶり、おノンはんは引き締まった表情で臨みました。
 さすがはおノンはん、体中から貫禄が滲み出て……いるように見えるのは僕だけでしょうか?
 おノンはん、教鞭を執る。
 さて、お待ちかね、おノンはんの直接講義です。該博なおノンはんは、知識をフルに活用して講義を進めていきます。生徒たちの反応も上々だったようで、講義を終えたおノンはんには拍手喝采の上、花束の贈呈まで行われました。
 これで気分を良くしたおノンはんは、この直後、総長や教授陣約20名を招いて祇園に繰り出しました。一日総長の謝礼金を当てにしていたのですが、実はこれがとんでもない事に……。
 おノンはん、中央食堂でバイトする。
 皆さん、祇園というのは、京都一の夜の繁華街。それ故、各界の著名人や会社の重役なども数多く訪れるので、祇園に不景気などというものは存在しません。当然、料金は凄まじい高さです。
 そんな事とはつゆ知らぬおノンはんに課せられた支払額は、な、何とヒャクマンエン!一日総長の謝礼金より、桁が二つも上だったのです。せっかくほろ酔い気分だったおノンはんの顔面がみるみる蒼白になってゆくのは、毛皮の上からでもはっきり分かります。
 またまた地道に働いて返す事になってしまいました。一栄一落是春秋也。


 今回は番外編、『おノンはん、新選組に入隊!』の巻です。
 京都が大好きなおノンはん、いつもは寺社参りや観光名所探訪が中心ですが、たまにはこんな事もやってくれます。
 おノンはん、コスプレシリーズ第2弾、今度は新選組の土方歳三になったおノンはんです。

 おノンはん、新選組に入隊!
 誠の文字も勇ましく、おノンはんは近藤勇の陰で彼を盛り立て、また新選組を取り仕切る土方歳三になりすましています。
 京都は今、新選組一色。NHK大河ドラマに(あやか)ったイベントなども盛りだくさんです。新選組が大好きなあなた、京都に来るなら今が旬ですよ!!!
 合成がいつもに比べて不自然なのは、ホントに、皆さんもやってみれば分かるけど、顔に当てはめて、しかも耳まで見せるというのは本当に難しいからなんですよ。お聞き苦しい言い訳でした。


 第12回は『おノンはんと下鴨神社詣で』の巻です。
 京都には、世界遺産に指定された寺社が多数あります。今回おノンはんが訪れた下鴨神社もその一つ。(ただす)の森の参道などは、多くの人に愛されている散歩道でもあります。
 前回は大人しく京都の春を満喫していたおノンはんですが、今回は見事に本領発揮!またまた大暴れしてくれました。
 相も変わらぬおノンはんと、楽しい下鴨詣でをお楽しみ下さい。

 おノンはん、寄らば大樹の中。
 下鴨神社へは、糺の森の中にある長い参道を歩いていくのが良いでしょう。裏口から本殿の傍にすぐ入る事もできますが、やっぱり正面から入るのが一番。また、自転車でやって来た人も、ここは是非、自転車から降りて、ゆっくりと歩いてみましょう。四季折々の自然を存分に楽しむ事ができます。
 と言うのも、この参道には立派なご神木が何本も立っているのです。しかし、歩き疲れたおノンはんはその木陰で一休み。例によって人の立ち入りは禁止ですが、何処にも犬の立ち入りは禁止していないとおノンはんは主張しておられました。
 おノンはん、戌の社にご参詣。
 下鴨神社では、本殿の他に守護社と呼ばれる小さな社があり、生まれた干支で参詣すべき社が異なっています。
 写真のように、おノンはんが参っているのは戌年・寅年生まれの方が参詣する社、その左は辰年・申年生まれの方が参詣する社です。
 さて、おノンはんは1996年生まれの子年なのですが「何で犬なのにネズミの所に詣でなければならないんだ」と、戌年の社に参詣しました。確かに言いたい事は分かるんだけど……誰かおノンはんを説得できる方いませんか?
 おノンはん、そこには誰もおらんやろ?
 さて、参詣も済んだのでそろそろ帰ろうかと思ったら、毎度の如くおノンはんがいません。一体どこへ行ったのかと探していると、またもや屋根の上から声が。
 しかしおノンはん、そこには狛犬も鳳凰もいなかったんじゃない?(←第10回・第5回参照)
 後でおノンはんに聞いたところ、別に誰から頼まれた訳でもないのに、無意識のうちについ上ってしまったとの事。これはもう、おノンはんのクセになっているのですね。


 第11回は『おノンはんの桜めぐり』の巻です。
 京都が美しいのは何と言っても春・花の季節。
 満開になった桜を愛でようと、おノンはんは京都の桜名所めぐりをしました。いつもなら大暴れのおノンはんも、今回はその美しさに心底打たれたのか、珍しく、まともな見物をしたようです。
 皆さんも、桜は京都で楽しみましょうね!

 おノンはん、桜の下はいい感じ。
 まずおノンはんがやって来たのは鴨川。しかし、四条から出町にかけては人も多く落ち着いて花見が出来ないと知っているおノンはんは、鴨川が賀茂川と高野川に分かれる地点よりさらに北までやって来ました。
 思惑通り、ここまで来ると人混みは途切れ、おノンはんは芝生に寝そべってゆっくりと花見ができたようです。
 おノンはん、疏水の桜にご満悦。
 続いておノンはんが訪れたのは、第9回でもご紹介した琵琶湖疏水沿いの哲学の道。
 冬には人っ子一人いなかった疏水沿いの道も、桜の時期はこの有様。これでも、人が少なくなるのを大分狙って撮ったんですよ。おノンはんはその間、ずっとモデル役を務めてくれていました。
 因みに、疏水の水面上に浮く白い点は、全て桜の花びらです。
 おノンはん、絵になってますよ。
 最後におノンはんがやって来たのは、花見の名所として京都一名高いと言っても過言ではない円山公園。
 辺りの芝生には至る所にシートが敷かれ、人々が桃色の宴に酔いながら京の春を満喫していました。
 新たな趣向として、ポスターチックに仕上げてみましたが如何でしょう?
 勿論この後、おノンはんは酔っぱらいのオジサンに持ち前の愛想良さを気に入られ、オジサンたちの宴会に乱入。カラオケで美声を披露しては、大好きなカマボコ板をビールのツマミにもらって、大満足のご様子でした。


 今回は記念すべき第10回『おノンはんと平等院参詣』の巻です。
 宇治は実に、深〜い街であります。全国的に有名な宇治茶だけでなく、源氏物語に語られた世界が京都以上に今に残っています。
 おノンはんも、宇治の素晴らしさを満喫すべく、京阪宇治線に乗ってやって来ました。皆さんも、京都市内とはまた違う魅力を持った宇治の街を味わってみて下さい。

 おノンはん、夢浮橋を読む。
 京阪宇治駅を降りると、まず渡るのが後ろに見えている宇治橋です。
 その袂にあるのが『夢浮橋(ゆめのうきはし)之古蹟』碑と紫式部像。夢浮橋は紫式部が描いた源氏物語の最終帖のタイトルですが、もしかしたら千年前に架かっていた宇治橋は、夢浮橋とも言うべき優美な姿を宇治川の川面に映していたのかも知れません。
 おノンはんもそんな歴史が気になるのか、紫式部が手に持った巻物を一心に読んでいます。
 おノンはん、鳳凰不在で屋根番役。
 10円玉でもお馴染みの平等院鳳凰堂を見学しようと、特別拝観料まで払って堂内見学の列に並んだおノンはんでしたが、毎度の如く、いつの間にやらいなくなっています。
 おノンはんは一体何処へ?と思いながら探していると、何だか屋根の上が騒がしいようです。
 もしや?と思って見てみると、案の定……おノンはんの身に何があったのかは、ご想像にお任せします。
 おノンはん、気分は橋姫。
 紫式部の描いた源氏物語は、五十四帖から成る長編小説で、完読するだけでも大変ですが、最後の部分である宇治の姫君たちを中心にした「宇治十帖」は、源氏物語でも特に素晴らしい部分と言われています。
 おノンはんは、朱色の欄干が鮮やかな朝霧橋の上に佇んで、宇治の守り神と伝えられる橋姫の気分に浸っていました。


 2004年度のトップを飾るのは、第9回『おノンはん、哲学の道を歩く』の巻です。
 銀閣寺から若王子まで、琵琶湖疎水の第一分線に沿って続く哲学の道は、春は桜やツツジ、秋は紅葉の美しい事で有名ですが、冬の風情もまた格別のものがあります。
 春や秋のような華やかさはありませんが、詫び寂びの趣漂う疎水沿いに、おノンはんも深い感慨をおぼえていた様子でした。

 おノンはん、西田幾多郎の世界に浸る。
 『善の研究』で世界的にも有名な哲学者・西田幾多郎は、この疎水沿いの道を歩きながら、自らの理論を展開していったといいます。おノンはんもその世界を味わうべく、疎水に架かる橋の上で思索に耽っておられます。
 因みに、哲学の道には写真のような小橋が何十本も架かっています。人や自転車がたまにしか通らない橋の上は、格好の思惟場所です。
 おノンはん、狛ねずみに挑戦状。
 哲学の道の南端に近く、境内には東山三十六峰の一・椿ヶ峰からの湧水が出る大豊神社には、狛犬がいない代わりに狛ねずみが神様の門番をしています。
 犬であるおノンはんは興味津々、狛ねずみの元にやってきたのですが、『ネズミなんかに負けていられない』と、挑戦状を叩き付けました。
 う〜〜〜ん、北野天満宮で実際に狛犬をやった経験のあるおノンはんが言うと、なかなかに説得力があるのですが…。
 この後おノンはんは、哲学の道を見ながら食事が出来るという高級湯豆腐店で、昼食を取りました。
 おノンはん、車引きに挑戦。
 しかし、どうやらおノンはんは高級湯豆腐店で予算したお金を使いすぎ、帰りの電車賃すら無くなった模様です。
 どうするどうする!?と思っていると、おノンはんは何と、車引きのバイトを始めてしまいました。京都市交通局でのバイトを今も続けているだけあって、名所などの解説は完璧です。
 お客さんも、犬の車引きに当初は困惑していましたが、おノンはんの頑張りのおかげで評価は上々のようでした。


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背景 : おノンはん、お手のシーン





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