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碓氷峠の夏が選んだ
 駅弁ランキングのページ 


第一位 あなごめし   広島県・山陽本線宮島口駅    →写真

価格\1470
創意工夫
郷土色
 日本一美味い駅弁である。いきなりこんな事を豪語してよいのか、良いのである。
 誇張表現でなく、涙が出るほど美味い。駅弁以上の何か、高級料亭顔負けではと思うほどの味であり (…高級料亭なんて行った事無いけど)、本当に、この駅弁を買うだけの為に、京都から山陽本線を6時間半、鈍行に揺られてでも買いに行きたいと思うほどである。
 穴子丸二匹を使用し、秘伝のタレを塗りながらじっくりと焼き上げた身を、穴子から取ったダシ汁で炊きあげたご飯の上に乗せた駅弁。付け合わせはたくあんと奈良漬けだけ。穴子の味一本で勝負!という弁当であるが、勝負は大勝利であろう。
 穴子の味が美味いのなどは言うまでもない。言う事があるとすればご飯だ。この味が無性に美味い。穴子のダシが、ホンマにほんまもんなのだろう。シンプルな事この上ないのに、こうして文章を書いているだけで食べたくなってくる。
 僕が「ただ言っているだけだろう」と思う方は、食ってみれば真意が分かるだろう。山陽本線を通ったら、わざわざこの駅で快速を途中下車してでも、買いたくなる駅弁である。
 もう一つ嬉しいのが、駅売りの弁当も冷めてはいけないと、売り子のおかーさんが、駅弁を熱水に浸したタオルで包んでおいてくれる。このサービスはあまり取り上げられないのだが、僕は本当に心のこもった、また、自分たちの駅弁を本当に美味しく食べてもらいたいという思いの顕れた素晴らしい気遣いだと思う。
 宮島と言えば、しゃもじでももみじ饅頭でも厳島神社でさえもなく、「あなごめし!」と言ってしまうのは、絶対僕だけではないはずだ。

第二位 十勝牛ワイン漬けステーキ弁当   北海道・根室本線池田駅    →写真

価格\1050
創意工夫
郷土色
 この駅弁はスゴイ。その名も「十勝牛ワイン漬けステーキ弁当」である。その名の通り、十勝ワインに漬け込んだ十勝牛のステーキが一枚、デーンと乗っている駅弁である。その迫力たるや、とても駅弁とは思えない。
 池田町は、日本で初めてワイン造りに成功した町として名高く、町中にワイン工場や資料館がある。それだけに、ワインへのこだわりは強く、地元特産のワインを贅沢にもステーキの下味に使ってしまった。肉汁滴る柔らかなステーキは、まさに絶品である。
 但し、注意せねばならない事が二つある。
 一つは、弁当を作ってから二時間以内に食べてもらいたいという製造元のこだわりの為、駅前の店まで買いに行き、目の前で焼いてもらわねば手に入れる事が出来ない。店は、池田駅の真ん前なのですぐに見付かるが、焼いて、箱に詰めてもらう為の時間が10分ほど必要なので、乗り換え時間等の考慮をしておきたい。
 もう一つの注意は、その店の玄関口が非常に滑りやすい事。僕が行った日は、一時的に雨が降った後だったので、店に入る際に足を滑らせて転倒しそうになった (笑)。

第三位 鮭はらこめし   宮城県・東北本線仙台駅    →写真

価格\1050
創意工夫
郷土色
 素朴な美味しさが堪らない駅弁である。
 余計な味付けを一切していないイクラと鮭の切り身が醤油ベースの出汁で炊かれたご飯の上に乗っている。もう少し量が多ければ文句はない。
 仙台駅は駅弁の調製元が何軒も(ひしめ)めいている、いわば激戦区であり、どの駅弁を食べてもハズレを掴む事はまず無いと考えて良い。

第四位 ぶりのすし   富山県・北陸本線富山駅

価格\1300
創意工夫
郷土色
 ますのすしとセットで買いたい駅弁であるが、どちらかしか食べられないのならぶりのすしをお薦めする。ご飯の上に鰤の身、そして蕪の薄切りを何層にも重ねた、手の込んだ駅弁である。
 ボリュームがあるが、女性でも一人で食べられる量である。自信のある大食漢は是非、有名な『ますのすし (\1100)』がセットになった『ますぶり重ねすし (\2370)』を買いたいところだ。

第五位 桃太郎祭ずし   岡山県・山陽本線岡山駅

価格\950
創意工夫
郷土色
 岡山の海の幸・山の幸がちらし寿司になった駅弁である。桃太郎生誕の地である事に因んで、可愛らしい桃をデザインした容器に入った駅弁。姉妹商品として、立派な漆塗りを思わせる箱に入った『塗箱祭ずし』、容器にハローキティの柄がデザインされた『ハローキティ祭ずし』などがある。

第六位 甘えびめし   石川県・北陸本線加賀温泉駅    →写真

価格\1000
創意工夫
郷土色
 豪華な事でこの駅弁に並べる物はそう無いだろう。
 フタを開けた瞬間に目に飛び込んでくるのは、5匹もの甘エビの姿焼きである。
 その香ばしさは、やはり越前海岸という素晴らしい漁場を背後に控えた、加賀ならではであろう。飯も、丁度良い醤油加減で、上手く炊けている。
 ただ、パッケージには容器が山中漆器でできていると思わせぶりな事を書いているのに、実際はプラスチック。これははっきり言って減点要素で、創意工夫が3.5ポイントなのはそれを加味した為である。
 他に、梅鉢御紋という駅弁もあり、値段は\1500と少しお高いのでここにはランクインさせなかったが、ホタテ貝柱や甘エビの身の締まり方が、駅弁レベルを超越している。こちらも是非食べて頂きたい一品だ。尚、こちらは容器に本物の九谷焼を使用している。

第七位 特上鯵の押寿し   神奈川県・東海道本線大船駅    →写真

価格\1000
創意工夫
郷土色
 大船駅周辺の主要駅ならどこでも売っている有名駅弁であり、東は横浜や桜木町でも見掛けた事があるし、西は茅ヶ崎辺りでも売っている。
 有名な『鯵の押寿し (\850)』のデラックスバージョン。こちらでも十分に美味いが、プラス\150でちょっと奮発してみるのも良いだろう。

第八位 峠の釜飯   群馬県・信越本線横川駅    →写真

価格\900
創意工夫
郷土色
 僕が日本一愛する駅弁である。横川駅前のおぎのやが発売する伝統の駅弁。益子焼の釜に入った昔ながらの味を楽しめば、耳にはいつしか碓氷峠の山々にこだまするロクサンの汽笛が聞こえてくるかのようである。
 容器は本物の益子焼の釜で、ずっしりとした重みも良い。
 因みに、僕は食後の容器を全て持ち帰り、家で茶碗代わりに用いている。

第九位 しゃけいくら釜めし   青森県・東北本線青森駅    →写真

価格\900
創意工夫
郷土色
 青森駅の駅弁は、一押しに欠けるものが多く、今まで数多く食べてきた割には、心底美味いと思える駅弁に出逢えなかったのだが、これは満を持して推奨しよう。
 いくらの瑞々しさ、脂ののった鮭の切り身、また、付け添えの味噌が良い味を出している。醤油ベースのダシで炊いた御飯もまた美味い。

第十位 ふくめし   山口県・山陽本線下関駅    →写真

価格\1150
創意工夫
郷土色
 日本のフグの80%が水揚げされるという唐戸市場を膝元に置く下関ならではの駅弁。
 フグのブツ切り、唐揚げ、だし汁で炊いた飯と、フグ尽くしの駅弁である。10月から4月の、冬季シーズン限定駅弁である。
 食後は、ブツ切りに付いていた骨を囓ってみると、これがなかなか美味い。染み出してくる髄液がまた良い味なのである。

第十一位 元祖鱒寿し   滋賀県・東海道本線米原駅    →写真

価格\1100
創意工夫
郷土色
 ネタの鱒が瑞々しく、駅弁とは思えない鮮度と味を提供してくれる。量が少ないのが玉に瑕だが、この美味さであるからよしとしよう。
 米原駅弁の調整元である井筒屋さんの駅弁は、基本的にどれも美味く、外れを引く事はまず無い。乗換駅として青春18きっぷユーザーならまずこの駅を使わない事はないだろうし、その時は是非、駅弁をお忘れなく。ついでに、駅の立ち食いそばも井筒屋さんの店舗だが、やはり美味いのでお薦めする。
 大食漢は、まずホームで立ち食いそばを食い、続いて元祖鱒寿しともう一つくらい駅弁を買って車中で平らげる、くらいの事をしても良いのではなかろうか。それくらい碓氷峠の夏は、井筒屋さんの味には惚れ込んでいる。
 因みに碓氷峠の夏は、井筒屋さんの駅弁全種目制覇を達成している。次々に新メニューが打ち出されるので、このタイトルを維持し続けるのは難しいが。

第十二位 かつおのたたき弁当   高知県・土讃線高知駅

価格\1050
創意工夫
郷土色
 生魚を味わえる駅弁は現在でもなかなか無い。その中で、思いっきり刺身を使い、駅弁界の常識を覆したのがこの駅弁である。
 土佐の荒海で育った鰹のタタキには保冷剤が入れられ、鮮度が保たれるようになっている。ショウガとポン酢に鰹を付けて食べれば、気分は駅弁以上のものである。

第十三位 牛串弁当   山形県・奥羽本線米沢駅    →写真

価格\1000
創意工夫
郷土色
 米沢は駅弁の調整元が二件あり、競争が激化している。米沢の駅弁と言えば「牛肉どまん中」と「牛肉道場」が双璧を成しているが、この牛串弁当も美味い。その名の通り、ご飯の上に2本乗った牛串は、大きめに切った柔らかい牛肉が堪らない一品である。これもやはり、もう少し量があれば言う事無しだ。

第十四位 竹籠弁当   京都府・東海道本線京都駅    →写真

価格\1000
創意工夫
郷土色
 古都・京都の上品な味覚を詰めた駅弁である。調理法・味付け・盛り方など、どれを取っても素晴らしく、容器が竹で編んだ籠というのも洒落ている。
 上品でありながら、量もそこそこ入っているのが嬉しい。
 生麩の田楽、湯葉など、他の都市の駅弁にはまず見られないだろう。

http://usuisummer.fc2web.com/azure-ocean/25.jpg
第十五位 ひっぱりだこ飯   兵庫県・山陽本線明石駅周辺    →写真

価格\980
創意工夫
郷土色
 明石海峡大橋の開通を祝して作られた駅弁だが、ユニークな事では日本一かも知れない。
 容器は蛸壺を模した陶器であり、ご飯の上にはタコの旨煮と穴子のしぐれ煮が乗っている。楽しいのは、ご飯の中のどこかに隠れているタコのすり身の天ぷら。必ず一個隠れているそうなので、探してもらいたい。

第十六位 とんこつ弁当   鹿児島県・鹿児島本線鹿児島中央駅    →写真

価格\900
創意工夫
郷土色
 骨付きのまま煮た豚骨が豪快に入った駅弁である。
 時間を掛けて煮ているので、肉はとことん柔らかく、冷めても美味い。
 あと、炊き込みご飯にお焦げが入っているのもいい。香ばしい醤油味ご飯のお焦げは、何とも言えない美味さがある。

第十七位 こだわり弁当各驛停車   宮城県・東北本線仙台駅    →写真

価格\1000
創意工夫
郷土色
 早くも、仙台駅2つ目のランクインである。
 幕の内であるが、一品一品にこだわりがある。しかも安くて量が多い。特に、ホヤの味には感動する。まだホヤを食べた事のない人も、食べた事があるけど口に合わなかった人も、この駅弁のホヤを食べると、ハマると思いますよ、きっと。

第十八位 天城の本わさびづくし海ひこ山ひこ   静岡県・東海道本線三島駅    →写真

価格\1000
創意工夫
郷土色
 駅弁の魅力は様々だが、「御当地の名物が味わえる」事は大きな理由だろう。これはまさにそうで、何と、伊豆の美しい湧き水で栽培されるワサビを使った駅弁である。
 擦りおろしていないワサビのカケラが入っており、これを自ら附属の卸し金でおろして頂くという、奇想天外な発想。しかも卸し金や余ったワサビは、ジッパー付きのビニール袋が付いているので、そこに入れて持ち帰る事もできる。
 そのワサビ醤油で食べてもらいたい料理は、元々味付けを薄くしてあり、存分におろしたてのワサビを堪能する事ができる。食べてみたが、おろしたてのワサビというものは辛くなく、むしろ甘みさえ感じられる程で、僕は一欠片全てを食べてしまった。
但し、新幹線ホームでしか売られていない事に注意されたい。在来線の乗り継ぎ時間に買おうと思っている人は、少なくとも5分以上の乗り換え時間を取っておかないと、間に合わないと思う。また、新幹線三島駅へのエスカレーターは、少し特徴的な造りになっており、急ぎの方は大概(つまず)くようになっているので、そちらもお気を付けを。

第十九位 元気甲斐   長野県・中央本線小淵沢駅周辺    →写真

価格\1250
創意工夫
郷土色
 宮脇俊三先生は著書「途中下車の味」の中で、『妙な語呂合わせは気に入らないし、商品名をあげて記すのはさし控えるべきなのだが』とされながらも、『大同小異、通り一遍の駅弁が全国にはびこるなかで、この「元気甲斐」は異色にして抜群』と評され、さらに8行もの説明を加えておられる。宮脇先生は駅弁の名を挙げる事があまりないし、内容について話される事は殆ど無い。話される事があっても1行程度である。僕は宮脇先生の文章を殆ど読み尽くしたが、これ程詳しく述べられているのは「元気甲斐」だけであった。
 そんな元気甲斐は二段重ねでボリュームも申し分ない。殆どが御飯で占められているので (上段は強飯、下段は炊き込み御飯が、各容積の6割以上を占めている) 逆に多すぎるという方もおられる程の駅弁である。
 僕の中では、駅弁と言えば高くて不味いもの、という従来の風潮を打ち破った駅弁第一号に位置付けているのだが、どうだろう?

第二十位 湖北のおはなし   滋賀県・東海道本線米原駅    →写真

価格\1000
創意工夫
郷土色
 おばあちゃんが子供たちに、昔話をするところをイメージして作られたという駅弁らしい。
 かなり美味しいと評判の駅弁なので、この順位は申し訳ないのだが、この辺りまでは非常にレベルの高い争いであり、人によって好みも分かれるという事で勘弁して頂きたい。
 鴨ロース肉のハムや、季節によって変わる炊き込み御飯、白和え、出汁巻きなど、どれを取っても一級の味わいである。
 容器も唐草模様の風呂敷に包まれ、細い竹の巻き簀がフタとなっており、昔懐かしさの込み上げる一品だ。

第二十一位 かに釜めし   兵庫県・山陰本線城崎駅    →写真

価格\920
創意工夫
郷土色
 この駅弁、あまり有名ではないのだが、食べてみるとかなり美味かったのでランクインである。蟹の身がドッサリと入っていたのも嬉しいが、何より「蟹食ってるぞ!」という感覚に浸れる駅弁である。
 御飯の味付けもほどよく、量も少なくはない。
 尚、城崎駅とは書いたが、周辺の各駅、つまり浜坂駅や豊岡駅でも買い求められるようである。と言うよりは、調製元「たで川」さんは、豊岡の駅弁会社であるから、本来なら「豊岡駅」とすべきであろう。僕が購入したのが城崎駅であると言うだけの話なのだ。

第二十二位 かしわめしおりお   福岡県・鹿児島本線折尾駅    →写真

 素朴なもの程美味く、また素朴な味で美味いものは本物である。そんな言葉が真実である事を証明する駅弁である。
 おかずは漬物や豆の煮物などのみ。やはり、一種類の料理のみで勝負を懸ける駅弁には秀作が多い。
 鶏スープで煮た炊き込み御飯の上には、刻み海苔、錦糸卵、そして秘伝の味付けを守るカシワが御飯の上を埋め尽くしている。このカシワの味付けが秘伝である事が有名で (何だか妙な日本語であるが)、調製元には創業者の末裔しか入れない秘密の小部屋があり、そこでダシが作られるらしい。
 是非味付けの秘密は探ってみたいところだが、秘伝にするだけの価値が十分にあると思えてくる旨さである。

第二十三位 朴葉みそ弁当   岐阜県・高山本線高山駅    →写真

 朴葉味噌とは名の通り、地元特産の味噌とネギを朴の葉に乗せて、炭火で焼いたもの。これをご飯やおかずに付けて食べる。
 ぱっとした駅弁ではないが、意外に美味くてランクイン。高山駅弁の調製元である金亀館さんの駅弁はどれも美味く、地酒が入った「酒蔵」(前日中までに要予約) なども有名であるので、是非食べてみたい。

第二十四位 しゃもじかきめし   広島県・山陽本線広島駅    →写真

 牡蠣の本場、広島ならではの駅弁。使用されている牡蠣は実に丸7つ!これだけでも嬉しいが、牡蠣のダシで炊いたご飯も絶品である。
 定番の煮ガキやカキフライは勿論だが、柚子味噌と和えたカキがまた美味い。フライや炊き込みご飯は冷めると味が落ちるが、その事を加味してもこれだけ美味いのは、やはり広島の牡蠣ならではだろう。また、弁当の性格上、牡蠣が新鮮で美味くないととても駅弁に入れられない。美味いのは当然かも知れない。

第二十五位 旅の鳥   群馬県・信越本線横川駅    →写真

 横川駅・おぎのやさんの駅弁と言えば、何と言ってもこのランキング第八位にも入っている「峠の釜飯」であるが、他の駅弁も負けてはいない。有名なのが「玄米弁当(\500)」で、こちらは雑穀ご飯とがんもどきなどが入った懐かしさの溢れる味わいで美味いが、ここで僕が推したいのは「旅の鳥」である。
 地鶏のそぼろ、照り焼き、そして砂肝がご飯の上に乗ったシンプルな駅弁だが、鶏肉が美味い。地鶏などと書いてあっても、最近はなかなか信用のいかない世の中であるが、この駅弁では間違いなく地鶏を使用していると思う。やはり、歯応え、味、どれを取っても全然違う。

第二十六位 ひつまぶし   静岡県・東海道本線浜松駅    →写真

価格\1200
創意工夫
郷土色
「暇つぶし」ではないのでご注意あれ (かく言う碓氷峠の夏は高校時代、何の疑いもなく「暇つぶし」だと思っていたのだが)。ひつまぶしは、漢字で書けば「櫃塗し」、つまり御飯を入れるお櫃に、鰻や薬味をまぶすところからこの名が付いている。
 という訳でひつまぶしは、御飯の上に鰻、錦糸卵、青菜の漬物などを乗せたもの。このままでは鰻丼と変わりないが、一度で三度美味しいところが最大の相違点。ひつまぶしが「三度美味しい」のは、まずはそのまま頂き、次にタレや山椒などの薬味をかけて食べ、最後は昆布茶をかけて茶漬けのようにかき込む。一品で三パターンの食べ方ができるからという訳だ。
 僕は特に、最後の茶漬けが気に入った。写真を見て頂ければ分かるように、ちゃんと缶のお茶が付いている所が嬉しいではないか。他に、粉末の昆布茶も入っているので、好みに応じて味に変化を付けられる。

第二十七位 まさかいくらなんでも寿司   新潟県・信越本線新潟駅    →写真

価格\1000
創意工夫
郷土色
 名前の通り…と言うべきかどうか、『ま』す、『さ』け、『か』に、『いくら』と、海の幸が『なんでも』入った駅弁である。それぞれの切り身やほぐし身を押し寿司にしてある。それぞれの味を別々に味わうのも美味いが、海鮮丼のように混ぜて食べてみるのもまた美味い。
 もう一つ嬉しいのが、新潟駅の駅弁屋さんは早朝から開いている事。新幹線の初電より前に開いているから、作りたての駅弁を、朝ご飯に頂くことができる。

第二十八位 鰰すめし   秋田県・奥羽本線秋田駅    →写真

 この駅弁、オリジナル駅弁コンクールでグランプリを獲った事のある力作で、秋田名物の鰰の甘露煮を丸ごと3匹も使っている。


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